論文:Intra-Arterial Infusion of Imipenem/Cilastatin Sodium through a Needle Inserted into the Radial Artery as a New Treatment for Refractory Trapeziometacarpal Osteoarthritis

(発表年:2021年)

CLINICAL STUDY

CM関節症(親指の付け根の痛み)に対する新しい治療法である動注治療の安全性と有効性を報告した論文。

この論文はアメリカの専門医学誌であるJVIRに掲載され、当会理事長の奥野先生が責任著者となっています。研究には、従来の治療法が効果的でなかった31名のCM関節症患者を対象に、橈骨動脈からの局所麻酔を用いて動注治療が行われました。

治療後、痛みのスコアや手の機能のスコアが改善し、副作用は生じなかったことから、動注治療がCM関節の痛みの改善に寄与する安全な治療法であることが示されました。