論文:Pathological neoangiogenesis depends on oxidative stress regulation by ATM

(発表年:2012年)

Nature Medicine

上記の論文は、当会理事長の奥野祐次が慶応義塾大学医学部での博士課程において、Nature Medicine誌(最先端研究に特化した生物医学ジャーナル)に寄稿しました。

論文タイトルのPathological neoangiogenesisは病的な新生血管が生じる過程のことを示し、モヤモヤ血管ができる原理を解明する研究内容について記されています。

ページのトップに掲載している写真はNature Medicine誌の当時の表紙であり、奥野が研究で撮影した顕微鏡写真が採用されました。Nature Medicine誌は研究者、医学者、医師を対象としたジャーナル誌で、生物医学の分野に特化し、科学の発展を医学に具体的に応用することができるような研究結果を絶えず発信しています。

奥野の研究結果は、不正な血管を制御することが出来れば、炎症や痛みといった症状の改善だけでなく、糖尿病性網膜症や癌といった病気にも適切に対応・治療することが出来る発展の可能性があり、Nature Medicine誌のような権威ある医学雑誌に取り上げられました。

モヤモヤ血管治療や痛み治療の適切なアプローチとして、新しい治療を開発・発展させていくためにも、この研究で得られた知見は様々な面で役に立っており、我々の原点とも言えるものです。